◆Chateau d’Ecouen(エクアン城)
パリ3日目、「MAISON&OBJET」での買い付けは午前中で切り上げて、会場からほど近い森の中にあるエクアン城を見学しました。
向かう途中にある森を歩いて抜けるとお城が急に現れるって、なんてロマンチック!
16世紀半ばに建てられたお城の中は、現在「ルネッサンス・ミュージアム」になっていて、マリー・ド・メディティスがフィレンツェから持ち込んだ品や、16~17世紀ブルボン王朝初期~中期の王家にまつわる貴重な品々が、数え切れないほどの部屋にたくさん展示されていて大変充実していました。ここはぜひルネッサンス期のフランス史を少しお勉強して行くと楽しさが倍増すると思います。 シャルル・ド・ゴール空港の西部でパリからも少ししか離れてないのですが。日本人はほとんど訪れないようでもったいないなと感じました。長めのパリ滞在の際には、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
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←こちらは下の女神が純金製!上は貴重な赤珊瑚。値段は付けられないほど(たぶん億!)だそうで、展示の目玉になっています。 |
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←こちらは縦が5cmほどの小さなブローチ!非常に繊細な細工が施されていて、400年も前にこんな技術があったなんて驚きです。 |
各部屋には壁を覆うほどの大きなタペストリーがたくさん!この時代タペストリーはたいへん高価で、モチーフはギリシャ神話や新約聖書から取った物語が多いのですが、そこに各時代の当主を織り込んで権威を誇ったそうです。 |
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◆Les Trois Chocolat(レ・トロワ・ショコラ)
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帰国直前になって、パリ到着後に知人からMessengerが入っていたことに気づき、ご友人の娘さんがショコラティエをオープンしたので見てきてほしいとのこと。なんとあの有名なショコラティエ「トシ・ヨロイヅカ」に次いで、最も権威のある賞「サロン・デュ・ショコラ」の金賞を受賞した女性ショコラティエとのこと!なんとか時間を取って楽しみに行ってきました。 |
こちらがそのショコラティエ、佐野恵美子さん。お店の名前「3」の由来は、福岡では有名なチョコレート専門店「チョコレート・ショップ」の3代目だとか。 実力も十分でキャリアもメディア受けしそうなのに、スポンサーを蹴ってご自分が出したい店を、今年2月人気のマレ地区にオープンしたそうです。日本人女性では初の受賞という快挙ながら、浮かれたところは微塵もない、度胸の座った素敵な女性でした。 |
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開店前に着いたら、すでに並んでいる日本人カップルが!話しかけてみると、TV「所さんの笑ってこらえて」で取り上げられていたのを見て絶対来てみたくなったとのこと。日本のメディアでもっと取り上げていただいて、お客さんがたくさん来て良いスポンサーが付いてくれるといいですねー。 |
センスの良いインテリアに感心しながら、チョコレートを見ると、生姜や山椒、きなこなどのフレーバーもあってジャポニズムな感じでどれもトロけるぅ~♡「ショコラティエの絶対イチオシ!ってのをを箱に詰めてください」と無茶振りしたところ、考えながら手際よくツメてくれました。 佐野さん、応援してます。がんばってくださいねー! |
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3回連載の「BUYER'S REPORT in Paris」、いかがでしたか?
普段は知ることのできないエルジュエルの裏側を知って、もっとあなたのお気に入りになれればショップ一同とても嬉しく思います。そして、これからはクリスマスシーズンに突入!ショップ、商品情報はHPやメルマガで皆さんにお届けしますので、こまめにチェックしてみてください!
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